Windowsにインストールすると何かと不具合が発生したり、遅くなったりするApple製アプリケーション。
前々からiTunes10にアップデートしろと警告してきていたが、 iTunes10 が出てすぐのころにアップデートしたところ、音声ファイルをドラッグドロップで追加すると数分間無応答になってしまう現象が発生して、iTunes9 に「苦労して」戻してそれ以来無視していた。
また、いろいろ悪さをする Bonjour と Mobile Device Support はアンインストールして、iTunesHelper.exe と QTTask.exe は無効にしてあるが、アップデートするとそれらが有効にされてしまうので改めて設定しなおさなければならないのも面倒であった。
不具合が直っているのかあちこち調べてみるとそろそろFixされているようである。また必要なものだけインストールする方法を記したサイトを見つけたのでアップデートしてみることにした。
不要な付属ウェアなしでiTunes 10をインストールする秘密の方法! : ライフハッカー[日本版]
以下に私の場合の手順を記しておく
1.iTunesのダウンロード
ここから最新版をダウンロードする。
http://www.apple.com/jp/itunes/download/
x86版と16ビット版がある。
私の場合普通のVistaなので Xp,Vista,7用を選択してダウンロードした。
2.インストールファイルから必要なファイルを抽出
ダウンロードしたiTunesSetup.exe から必要なインストーラーを抽出する。
WinZip、WinRARなどで抽出可能であるが、今回 7-zip を使用した。
抽出するファイルのインストーラー内での場所は
iTunesSetup.exe\.rsrc\RCDATA\CABINET\
(追記:iTunes10 から フラットに格納されフォルダ構造は無くなった)
私の場合は iPod しか持っていないので
・iTunes.msi
・AppleApplicationSupport.msi
・QuickTime.msi (追記:これが含まれないバージョンもある) 10.5からQuickTImeは同梱されなくなった。インストールも不要らしい)
を適当なところ(c:\temp)に抽出した。
Ver10 以降 (フォルダが無くなった、QuickTimeが無いバージョン)
3.不要なアプリケーションの削除
以前にすべてインストールしている場合は、ここで不要なプログラムを削除しておいた方がよいかもしれない。
私の場合は既に不要なアプリケーションを削除してあるので、同じ条件にしておけば無用なトラブルが避けられるかもしれない。
「コントロールパネル」―「プログラムと機能」から
- Apple Software Update
- Bonjour
- Apple Mobile Support
をアンインストールしておく。
4.インストール
コマンドプロンプトから
- AppleApplicationSupport.msi /passive
Quicktime.msi /passive (<- 含まれていないこともある)- iTunes.msi /passive
を実行
5.常駐アプリケーションを無効に
インストールは以上ですが、無用の常駐プロセスを無効にしておきます。
Windowsキー + R で msconfig を入力して実行。
スタートアップから iTunesHelper.exe と QTTask.exe を無効にします。
以上でインストールは完了です。
ひととおり動作確認してみましたが、特に問題はないようです。
追記)いつのころからか Apple Push なる APSDaemon.exe がスタートアップに登録されるようになった。
これについては使用状況や環境によって様々なようである。
私はApple Store から何もダウンロードしないからか、スタートアップから外しているが特に問題は無い。
参考サイト